お知らせ

自動運転で求められるドライバーの運転スキル

自動運転 EXPO - オートモーティブ ワールド見学

今年も自動運転EXPOを見学してきました。毎年感じることはメディアの誘導している自動運転の世界と現実との乖離です。

自動運転エキスポ
自動運転エキスポ

ウェアラブルEXPOも第一回から見学しています。

生体計測との組み合わせで何か新製品・新サービスをご提供できないか常に検討しています!

ウェアラブエキスポ
ウェアラブエキスポ

さて、話を「自動運転」にもどします。

ここで皆さんに質問です。
「自動運転が普及したらドライバーの運転スキルは下手でも良いと思いますか?」

答えはNOだと思います。

少なくともレベル5も完全自動運転(タクシーみたいなもの)以外の自動運転はドライバーの疲労軽減や事故リスク軽減が目的です。
メディアがミスリードをしているので勘違いをされている方も多いと思います。

そして重要なことは、過渡期の自動運転ではドライバーの運転スキルは高いほど安全だということです。

その理由は、自動運転機能は都合が悪くなると、一方的にドライバーへ運転操作をバトンタッチしてきます。

ちなわち、いついかなる状況でも、即座に運転を引き継ぎ安全に運転を継続しなければスキルを求められるということです。

最近米国では自動運転中の事故においてドライバーに有罪判決が出ました。当然だと思います。テスラ車の自動運転中だったようですが、前方の赤信号を無視して事故を起こした事例です。
これは自動運転に対する誤った認識と使い方に起因した事故といえます。

さらに付け加えると、自動運転からドライバーへバトンタッチするタイミグは、自動運転では回避できない時です。
ちなわちギリギリの状況に近いということになります。
その状況で即座に状況把握と操作を求められるのですから、ドライバーの運転技量が低くければ対処することは不可能でしょう。

そういうわけで、少なくとも我々が生きている時代においてはドライバーも日々技量向上に努める必要があると思います。