10月に入り、夕方の運転で気をつけたい季節になりました。
秋の全国交通安全運動は9月30日で終了しましたが、安全運転まで9月30日で終わるわけではありません。
むしろ、これから注意したいのが薄暮時間帯です。
10月からは夕方の運転に注意
警察庁が令和3年から令和7年までの交通死亡事故を分析した結果、薄暮時間帯の死亡事故は10月から12月にかけて最も多く発生しています。
また、日没時刻と重なる17時台から19時台に交通死亡事故が多く発生しています。
夏と同じ感覚で夕方に車へ乗ると、運転している間に急速に暗くなることがあります。
久しぶりに運転する方には、特に意識してほしい変化です。
ライトは暗くなってからではなく早めに
夕方は、自分から道路が見えているかどうかだけで判断しないことが大切です。
ライトには前方を照らすだけでなく、周囲に自分の車の存在を知らせる役割もあります。
まだ見えるから点けなくても大丈夫ではなく、夕暮れ時には早めの点灯を意識します。
2026年秋の全国交通安全運動でも、自動車について夕暮れ時の早めのライト点灯が全国重点として掲げられていました。
昼間と夕方では同じ道路でも見え方が違う
ペーパードライバーの方が注意したいのは、道路そのものが難しくなるというより、得られる情報が変わることです。
昼間なら簡単に見つけられた歩行者が背景に溶け込む。
自転車の発見が遅れる。
サイドミラーの中が見づらくなる。
駐車場から道路へ出るとき、周囲の状況を判断しづらくなる。
このような変化が起こります。
そのため、昼間に一度走れた道路だから夕方も同じように走れるとは限りません。
カーシェアを仕事帰りに使う人は特に確認を
最近は、自家用車を所有せずカーシェアで必要なときだけ運転する方も増えています。
写真庫には、北千住駅に直結した駅ビル屋上のカーシェア環境を記録しています。
屋上の平置き駐車場には走行レーン、駐車枠、輪止めがあり、夕方から夜間の環境や出庫動線も確認できます。
カーシェアの場合、車に乗ったらすぐ公道へ出るのではなく、出庫前に少し時間を取ることをおすすめします。
ライトの操作。
ワイパーの操作。
ミラーの位置。
シート位置。
ナビやスマートフォンの設置。
シフトやパーキングブレーキの操作。
車種が変われば操作方法も変わります。
走り始めてから探すのではなく、止まっている間に確認しておきます。
夜間はハイビームとロービームを適切に使い分ける
街灯が少なく、対向車や先行車がいない暗い道路では、ハイビームを利用することで歩行者などをより早く発見しやすくなります。
一方、対向車とすれ違う場合や先行車の直後、市街地などではロービームへ切り替えます。
警察庁も、夜間は昼間より速度を落とし、前照灯をこまめに切り替えるよう案内しています。
ライトを点ければ終わりではなく、道路環境に合わせて使うことが重要です。
ペーパードライバー練習は実際に使う時間帯も考える
運転練習というと、明るい昼間に行うイメージがあります。
もちろん、最初の基本操作は明るい時間帯から始めたほうが確認しやすくなります。
しかし、実際に車を使うのが仕事帰りの18時なら、最終的には夕方の環境も経験しておくと安心です。
例えば、
自宅からスーパーまで行く。
駅前のカーシェアから自宅まで戻る。
保育園や学校へ迎えに行く。
仕事帰りに家族を迎えに行く。
こうした目的があるなら、その時間帯と道路環境を想定して練習します。
必要なのは難しい道路を走れることではありません。
自分が実際に使う道路を、安全に繰り返し走れることです。
ドライビングアカデミー陽春堂では、ご自宅周辺や普段利用する道路、駐車場、カーシェアなど、実際の利用環境に合わせた出張ペーパードライバー講習を行っています。
久しぶりの運転で夕方や夜間が不安な場合も、まずは明るい時間帯で基本操作を確認し、必要に応じて実際の利用時間帯を想定した練習へ進めていきます。
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