夏休みの帰省や旅行が近づき、久しぶりに運転する予定が入った。
ところが、いざ運転を考えると、駐車や車線変更、高速道路の合流が不安になる。
このような方は、出発当日にいきなり運転するのではなく、必要な場面を事前に練習しておくことが大切です。
夏休み前の運転練習では、どこでも走れることを目指す必要はありません。
帰省、旅行、送迎など、実際に運転する場面へ練習内容を絞ることで、限られた時間を有効に使えます。
この記事では、夏本番を迎える前に確認しておきたい7つの練習と、夏の運転で注意したいポイントを紹介します。
夏休み直前の練習では余裕がなくなりやすい
久しぶりの運転では、車を動かす操作だけでなく、周囲の確認や道順の判断も必要です。
- アクセルとブレーキの感覚を取り戻す
- 車の幅や長さを意識する
- 歩行者や自転車を確認する
- 信号や道路標識を見る
- 車線変更のタイミングを判断する
- カーナビの案内を聞く
- 目的地の駐車場を探す
一つひとつは難しくなくても、同時に行うと余裕がなくなります。
そのため、帰省や旅行の当日を最初の練習日にするのはおすすめできません。
予定が決まった段階で一度運転し、どこに不安が残っているのかを確認しておきましょう。
最初に今回の運転目的を決める
練習を始める前に、夏休みにどのような運転をするのか整理します。
- 実家まで一般道路を走る
- 高速道路を使って帰省する
- 旅行先でレンタカーを運転する
- 子どもの送迎を始める
- 家族を乗せて買い物へ行く
- 自宅や目的地で駐車する
目的によって、優先すべき練習は変わります。
高速道路を使わない方が、合流練習に時間を使う必要はありません。
一方、自宅の駐車場が狭い方は、一般道路だけでなく、実際の車庫での反復練習が必要です。
苦手なことをすべて練習するのではなく、今回必要なことから優先します。
夏休み前に確認したい7つの運転練習
1.運転席とミラーを調整する
家族と車を共用している場合、座席やミラーの位置が変わっていることがあります。
座席が遠すぎると、ブレーキを十分に踏み込めません。
背もたれを倒しすぎると、周囲の確認やハンドル操作が難しくなります。
発進する前に、次の項目を確認してください。
- ブレーキを奥まで無理なく踏めるか
- ハンドルへ自然に手が届くか
- ルームミラーで後方を確認できるか
- 左右のドアミラーが適切な角度か
- シートベルトが正しく装着されているか
2.発進と停止の感覚を取り戻す
最初から交通量の多い道路へ出る必要はありません。
安全を確保できる場所で、ゆっくり発進し、決めた位置へ静かに停止する練習から始めます。
アクセルを強く踏むのではなく、車が動き始める感覚を確認します。
停止するときは、前の車や停止線との距離も意識してください。
アクセルとブレーキの感覚が戻るだけでも、一般道路での緊張を減らせます。
3.車線の中央を保って走る
久しぶりに運転すると、車の左右どちらかへ寄りすぎることがあります。
対向車を怖がって左へ寄りすぎたり、左側の自転車を避けて右へ寄りすぎたりするためです。
車のすぐ前だけを見ると、進行方向が安定しません。
少し先へ視線を向け、道路全体を見ながら車線の中央を保ちます。
狭い道路では、すれ違う場所や停止する位置も早めに判断しましょう。
4.右左折と車線変更を練習する
右左折では、信号だけを見て進んではいけません。
横断中の歩行者、自転車、対向車、曲がった先の状況を確認します。
車線変更では、ミラーだけでなく、目視による死角の確認も必要です。
最初は交通量が少なく、車線構成が分かりやすい道路で練習します。
確認する順番を決め、繰り返し練習すると焦りにくくなります。
5.実際に使う駐車場で練習する
広い駐車場で車庫入れができても、自宅や旅行先で同じようにできるとは限りません。
駐車場所によって、道路の幅、柱、壁、入口の角度、周囲の交通量が異なるためです。
次のような場所を優先して練習しましょう。
- 自宅の駐車場
- 帰省先の駐車場所
- よく利用するスーパー
- 保育園や学校の送迎場所
- 病院や勤務先の駐車場
車庫入れだけでなく、駐車場への入り方と出方も確認します。
実際に使う車で練習すると、車幅やハンドルを切るタイミングを覚えやすくなります。
6.本番で使う道を事前に走る
初めて走る道では、運転操作と道順の確認を同時に行わなければなりません。
可能であれば、帰省や送迎の前に、本番と同じルートを一度走ってください。
特に確認したい場所は次のとおりです。
- 右折しにくい交差点
- 車線変更が必要な場所
- 狭い生活道路
- 高速道路の入口
- 目的地の駐車場入口
- 道を間違えた場合に安全に停車できる場所
一度走ったことがある道になるだけでも、当日の心理的な負担は軽くなります。
7.高速道路の合流と車線変更を練習する
高速道路を利用する予定がある方は、一般道路だけで練習を終えないでください。
高速道路では、加速車線で十分に速度を上げ、本線を走る車との位置関係を確認して合流します。
速度が低すぎると、後方から来る車との速度差が大きくなります。
合流後は、一定の速度を保つことも重要です。
出口の直前で慌てないよう、余裕を持って走行車線へ移動します。
首都高速道路を利用する場合は、短い合流区間、右側からの合流、連続する分岐などにも注意が必要です。
出発前に車の状態も確認する
運転技術に問題がなくても、車両に異常があれば安全に移動できません。
高速道路や長距離運転の前には、次の項目を確認します。
- 燃料は十分に入っているか
- タイヤの空気圧は適正か
- タイヤにひびや傷がないか
- タイヤの溝が残っているか
- エンジンオイルや冷却水に問題がないか
- 警告灯が点灯していないか
- 荷物が動かないよう固定されているか
点検方法が分からない場合や異常が見つかった場合は、無理に走行しないでください。
ディーラー、整備工場、ガソリンスタンドなどの専門家へ確認しましょう。
夏の車内は短時間でも危険な温度になる
夏の車内では、運転だけでなく暑さへの備えも必要です。
エアコンを止めた車内は、短時間で危険な高温になります。
短い買い物であっても、子ども、高齢者、ペットを車内に残してはいけません。
乗車前には車内の熱気を外へ出し、エアコンを適切に使います。
ハンドル、シートベルトの金具、チャイルドシートが熱くなっている場合もあります。
子どもを乗せる前に、金具や座席へ触れて確認してください。
長距離運転では飲み物を用意し、疲労や眠気を感じる前に休憩しましょう。
旅行先でレンタカーを使う場合の注意点
普段と違う車では、車幅、ブレーキの効き方、スイッチの位置などが異なります。
出発する前に、次の操作を確認してください。
- パーキングブレーキの操作方法
- ライトとワイパーの位置
- シフトレバーの操作方法
- カーナビの設定方法
- 給油口を開ける方法
- 給油する燃料の種類
- バックモニターの見え方
レンタカー店舗を出た直後から、交通量の多い道路へ入ることもあります。
不安が強い方は、旅行当日より前に、レンタカーやカーシェアを使った練習を行っておくと安心です。
家族との運転練習がうまくいかない理由
家族や友人に助手席へ乗ってもらう方法は手軽です。
しかし、教える側が感覚だけで指示すると、運転する側が混乱することがあります。
危険を感じた同乗者が突然大きな声を出すと、運転者は何をすればよいか判断できなくなります。
失敗を責められたり、後続車を気にして急かされたりすると、運転そのものへ集中できません。
また、補助ブレーキがない状態で、いきなり交通量の多い道路へ出ることにも注意が必要です。
家族との練習で不安が強くなった場合は、無理に続けないでください。
ドライビングアカデミー陽春堂の出張ペーパードライバー講習
ドライビングアカデミー陽春堂では、受講者の目的と苦手な場面に合わせて講習内容を組み立てます。
決められた教習コースだけを走るのではなく、実際に使う車と道路で練習できます。
- 自宅周辺の生活道路
- 自宅や勤務先での車庫入れ
- 保育園や学校までの送迎ルート
- 通勤や仕事で使う道路
- 高速道路や首都高速道路
- 旅行前のレンタカー練習
マイカーだけでなく、レンタカー、カーシェア、社用車、マニュアル車でも相談できます。
車を用意できない方は、教習車を利用することも可能です。
東京、千葉、埼玉、茨城、神奈川を中心に、関東各地への出張に対応しています。
練習時間は目的に合わせて選べます
2時間コース
旅行や出張前に運転感覚を確認したい方、車庫入れや車線変更など、一つの苦手を重点的に練習したい方に向いています。
3時間コース
基本操作、一般道路、駐車、送迎や通勤ルートなどを、一度にまとめて練習しやすい標準的なコースです。
6時間コース
高速道路を含む複数の場面を練習したい方や、1日または2日間で集中的に取り組みたい方に向いています。
ガソリン代、高速道路料金、有料駐車場料金などは、利用した分の実費が必要です。
出張条件や最終的な料金は、申し込みフォーム内でご確認ください。
夏休み前の申し込みは早めに
夏休み前は、帰省、旅行、送迎開始などを理由とした運転練習が重なりやすい時期です。
希望日が決まっている場合は、複数の候補日時を用意してお申し込みください。
申し込み時には、次の内容を記載すると講習内容を組み立てやすくなります。
- 運転する予定日
- 使用する車種
- 希望する集合場所
- 走りたい道路や目的地
- 最も不安な場面
- 高速道路を利用する予定の有無
何時間のコースを選べばよいか迷う場合も、目的や現在の状態を備考欄へ記載してください。
よくある質問
20年以上運転していませんが受講できますか
受講できます。現在の状態を確認し、安全な場所での基本操作から進めます。
マイカーで練習できますか
練習できます。自宅や指定した場所から、普段使う車で始められます。
レンタカーやカーシェアでも受講できますか
受講できます。レンタカー店舗やカーシェアステーションを集合場所に指定できます。
高速道路だけを重点的に練習できますか
可能です。一般道路で基本操作を確認したうえで、合流、車線変更、速度管理、分岐などを練習します。
車庫入れだけを練習できますか
可能です。自宅や勤務先など、実際に使用する駐車場での練習にも対応しています。
まとめ
- 夏休み当日を最初の練習日にしない
- 帰省、旅行、送迎など、実際の目的を決める
- 発進、右左折、駐車などを分けて練習する
- 本番で使う道路や駐車場を事前に走る
- 高速道路を使う場合は合流も練習する
- 出発前にタイヤや燃料などを点検する
- 夏の車内に子どもやペットを残さない
運転の不安は、気合いだけで消すものではありません。
不安の原因を整理し、実際に使う車と道路で一つずつ練習することが、夏の運転を安全に始める近道です。
帰省や旅行の日程が決まったら、直前まで待たず、余裕を持って準備を始めましょう。
