[ニュース]選手村での接触事故、車の自動運転を考えるきっかけに

9月5日に閉幕した東京パラリンピックで、残念な事故が起きた。

 選手村内を巡回していた自動運転機能を持つ電気自動車「イー・パレット」が8月26日、柔道男子81キロ級の代表で、視覚障害を持つ 北薗きたぞの新光あらみつ 選手と接触。北薗選手は事故後、体調不良を訴え、8月28日の試合を欠場することになった。

トヨタ自動車が報道陣に公開した、自動運転技術を活用した「イー・パレット」(2019年10月8日)
トヨタ自動車が報道陣に公開した、自動運転技術を活用した「イー・パレット」(2019年10月8日)

 自動運転バスを運行していたトヨタ自動車の説明によると、イー・パレットは交差点の手前でいったん停止。乗っていたオペレーターが、安全確認後、手動で発進し、自動運転モードに切り替わった際、北薗選手と接触したという。トヨタの豊田章男社長は「視覚障害者など多様な方がいるパラリンピックという特殊環境に対応できなかった」と陳謝した。

https://www.yomiuri.co.jp/column/economy03/20210906-OYT8T50052/
タイトルとURLをコピーしました