こんにちは!安全運転サポーター学生スタッフのTです。
今回は、「MT車が主流になったことで増加する事故」というテーマで、お話をしていこうと思います。
日本のAT車の普及率は高い
日本では年々AT車が主流となっており、現在ではAT車とMT車の比率は9:1とまで言われています。
これは、アメリカなどの他国と比べても大変高い割合です。
(前略)AT車では、ギアを変速するためのシフトアップ・ダウンの操作が必要ありません。そのため、ギア間の移動をつなぐクラッチも電磁で処理しているので、エンジンストップが発生する心配はありません。また、アクセルを踏まなくても少し車が進むクリープ現象という機能により、坂道発進等においても後退しづらい仕様になっています。 このような操作の単純性によって周りの状況に注意を払いやすくなりますので、結果的に運転に集中することが出来ます。 AT車 メリット – Bing
AT車のメリットとしては「運転に対する操作が楽」であることが挙げられます。これが現在AT車が主流となっている大きな要因でしょう。
しかし、この引用文で甚だ疑問であることがあります。
「操作の単純性によって周りの状況に注意を払いやすくなりますので、結果的に運転に集中することが出来ます。」という部分です。
交通事故の原因
こちらのデータをご覧ください。(自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~|警察庁Webサイト (npa.go.jp))
これによると自動車対自動車の交通事故の要因の56%が「出会いがしら衝突」です。
このような事故が起こる原因の多くは安全不確認や一時不停止等の違反です。
先ほどの文章と矛盾していることがお分かりいただけますでしょうか。
もう一つデータをご覧ください。
先ほどの事故原因と一致しますね。こちらをまとめると、交通事故の原因のトップ5は、
- 1位.安全不確認
- 2位.わき見運転
- 3位.動静不注視
- 4位.漫然運転
- 5位.運転操作不適
となっています。
AT車は本当に安全?
いかがでしょう?以上の記事から本当にAT車は安全と言い切れるのでしょうか?
もちろん、安全技術の進歩により車そのものの機能による事故は減少しています。そして、操作が簡単になることによるメリットもたくさんあります。
しかし一方で、事故の原因として「運転者の不手際」による事故が増加しているということも現状として受け止める必要があるでしょう。
車が安全になればなるほど、それに安寧してしまいドライバー側の意識が低下してしまっている、これがAT車の弱点であり課題です。
このドライバーの心理について論じている論文がありましたので最後にそちらをご紹介させていただきます。(参考文献:ドライバ心理と安全運転 鷲野翔一教授 鳥取環境大学)
以上は上記の論文からの抜粋になりますが、「操作が楽になると注意が散漫になる(運転に集中していない)ため事故が発生する可能性が高い」ということを端的に表しているものになりますので興味のある方は是非ご一読ください。
最近での記事ではこちらも話題になっています。
まとめ ドライバーに必要なものとは
最後までお読みいただきありがとうございます。
昨今は自動運転技術についての話題が多く上がることもあり、「車は安全なものである」という認識が多く広まっていると思います。しかし、それはドライバーの安全に対する意識があってこそ成り立つものであるということを再認識していただければと思います。車をあまり運転しないペーパードライバーの方などは自動運転になればだれでも安全に運転できると考えているかもしれませんが(私もそうでした)、そう甘くはないわけです。
近い将来に完全に自動運転を可能にする自動車が現れる可能性は大いにありますが、それでも、あくまで「ドライバーが運転している」という意識を忘れずに安全運転に努めていきたいですね。
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【出張プラン】 | マイカー、レンタカー、シェアカー、社用車などでレッスンが受けられます。 |
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※レッスンはマイカーやレンタカー(カーシェア)を使用いたします。今後運転予定の車両での練習が理想的です。
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レッスン当日の流れ
お客様のレベルやご希望に合わせ、オーダーメイドで講習内容をカスタマイズいたしますので、 ここでは大まかな流れのご案内となります。
実地講習の準備(ペーパードライバー講習時の一例)
- ご挨拶、ヒアリング、目標確認 <約5分>
- コース下見:交通状況、危険個所等 <約15分> ※省略可
→ スタッフの運転でコースを走行しながらポイントをお伝えします。 - ドライバー交代 <約10分>
→ ドライビングポジション、操作パネル類の確認をします。 - 安全な場所で少し走行していただきます。
- アクセルやブレーキ操作、運転の癖などを把握します。
- レッスン内容の説明 <約5分>
レッスン開始
- 練習走行スタート <走行時間はコースにより異なります>
→ いよいよ練習開始!
走行、振り返り、走行、振り返りの繰り返しとなります。
※途中でドライバーを交代して説明する場合もあります。 - レッスンの振り返りと質疑応答
- レッスン終了
レッスン終了後
無料にて、アフターフォローをさせていただきます。お気軽にメール等でご質問ください。
お申し込みの流れ
>お申し込み方法
- 『お申し込みフォーム』からご希望の内容を送信
- コースとレッスン日の調整
お支払方法
レッスン当日に現金にてお支払いいただきます。
レッスン当日までの事前準備
- ご希望のレッスン内容をヒアリング(Web上のアンケート又はメール)
- レッスン内容をカスタマイズ★
- 走行ルート検討(実際に走行したり、ストリートビューで確認をします)★
★印は、インストラクター側の作業です。